おしゃれでモダンな雛人形で、お子様にひな祭りの思い出を

ひな祭りってどうやるの?

ひな祭りの思い出は、大人になってからも振り返ることになる思い出です。
「大切に育ててもらった」という自信をお子さんに与え続ける行事であり、赤ちゃんが生まれて初めて迎える節句である「初節句」は、ご家族にとって一生の記念日にもなる大切な日です。

しかし、近年では核家族が増え、マンション住まい、アパート住まいの方も増え、「雛壇がない」「ひな祭りをやったことがない」という方が増えています。

現代化する雛人形~よりコンパクトに、近代的に~

節句人形アドバイザーとして日々ご相談を受けていますと、「飾る場所や収納の問題で悩んでいる」というお声を多くいただきます。
実際のところ、マンションや核家族のご家庭で七段飾りを持つ、というのは大変なことです。

七段飾りを飾る広さを確保するだけでも難しい、ということもありますし、あらゆる物価が高騰している現代においては、経済面の問題も少なからずあることでしょう。

そうした時代の変化もあり、近年では「コンパクトな雛壇」の人気が高まっています。

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コンパクト雛人形の魅力

☑飾る手間が少ない
☑収納場所も省スペースでOK
☑忙しいご家庭でも片付けやすい
☑続けやすい=ご家庭での伝統行事として根づきやすい

単に小さいだけでなく、実は工房ごとに個性や技術が凝縮されており、知れば知るほど奥深い世界でもあります。

サイズを小さくしても変わらない「守りの意味」

雛人形には「子どもの健やかな成長を願う」という意味が込められています。
よく「小さいとご利益が薄れるのでは?」という質問を受けますが、そんなことはありません。
大きさよりも、「お子様のために心を込めて飾ること」が大切です。

コンパクト雛人形は、小ぶりながらも本格的な衣装や表情を備えたものが多く、伝統的な意味合いをしっかりと継承しています。
むしろ毎年きちんと出して飾れるサイズ感の方が、節句の習慣を継続しやすく、お子様の記憶にも残りやすいのです。

【節句人形アドバイザー直伝】雛人形の選び方

アドバイザーとしておすすめする際には、次の3つを基準に考えると良いとお伝えしています。

1.デザイン性

リビングやダイニングに飾る方が増えています。
インテリアと調和するデザインを選ぶことが大切です。
伝統的なデザインも愛され続けている一方で、近年は木目調のものやモダンな意匠の雛人形も増えています。

2.収納性

収納のしやすさは重要な判断基準です。
飾り台がそのまま収納箱になるコンパクトな雛人形は近年人気があります。

3.衣装/お顔 

サイズを決めたら、衣装やお顔にもこだわってみましょう。

コンパクトだからできる「自由でおしゃれな飾り方」

従来は床の間や和室に飾ることが多かった雛人形。
コンパクトな雛壇ならリビングボードやサイドテーブル、玄関など、暮らしの中のあらゆる場所に馴染みます。
実際にお客様からは、
「ボードの横に置いたら毎日眺められる」
「ダイニング横に飾ることで子どもが自然に興味を持つようになった」
というお声も寄せられています。

小さくても家族の視線が集まる場所に置くことで、雛祭りが特別な一日から“日常に溶け込む祝祭”へと変わっていきます。

長持ちさせるためのアドバイス

最後に、アドバイザーとして欠かせないのが「導入後のケア」です。
コンパクト雛人形は扱いやすい反面、保管時の湿気や直射日光には注意を要します。
ポイントは、防虫剤を入れて収納し、飾る際はなるべく日光を避けること。
こういった一工夫により、長持ちするようになります。
万が一壊れてしまっても、修理や部品交換を行ってくれる工房や専門店がありますので、購入先に相談してみましょう。

~まとめ~

おしゃれでモダンでコンパクトな雛人形は、現代の住環境やライフスタイルに寄り添います。
伝統の心を大切にできる選択肢です。
小さくても込められた祈りは変わりません。
むしろ“続けやすさ”という点では、子どもにとってかけがえのない思い出になります。

節句人形は単なる飾りではなく、家族の願いを託す文化です。
ぜひご家庭に合ったスタイルで、毎年の雛祭りを楽しんでいただければと思います。

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